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山梨県は、果樹栽培が盛んな県で、山形や和歌山県などともに果樹王国とも言われています。とりわけ、「ぶどう」、「もも」、「すもも」は我が国最大の生産量を誇っています。このところ、「地球温暖化」や「異常気象」と言った、気象に関する言葉をよく耳にすると思います。果樹生産も凍霜害や病虫害の増加、果実の着色不良など気象条件によって様々な影響を受けます。そこで、山梨周辺の気象条件の変化が作物に及ぼす影響を調査するとともに、気温や降水量など気象観測だけではなく、それらに対する樹体側の反応を計測することにより、気象条件に応じた果樹栽培の手法を編み出したいと思っています。