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【学術】望月先生が研究課題をJST新技術説明会で発表されました

【JST/A-STEP】新技術説明会

新技術説明会における発表
「胚操作と生後の食事により2型糖尿病、糖尿病性腎症、脂肪肝炎を呈するマウスモデル」

2022年2月18日に開催されたJST 新技術説明会において望月和樹教授(共同研究者:岸上哲士教授、石山詩織氏)が、「胚操作と生後の食事により2型糖尿病、糖尿病性腎症、脂肪肝炎を呈するマウスモデル」について発表されました。

 本研究は、以前、同研究グループが作成した胚発生初期の栄養操作による糖尿病マウス(発明の名称 :糖尿病モデル動物の作出方法及び糖尿病モデル動物 、特願2018-159174、 出願人 :国立大学法人山梨大学、発明者 :岸上哲士、望月和樹、 若山照彦)は、生後の食事により糖尿病合併症(腎症、脂肪肝炎)を発症するとともに、これらの合併症は、食事(大麦)により抑制可能であることを明らかにしたものです。
 これまでの糖尿病モデルマウスは、主に遺伝子欠損、変異を有するモデルであり、ヒトの2型糖尿病および合併症と同様の形質を持つマウスはほとんどありませんでした。本研究で開発したMEM糖尿病マウスは、人のように生前および生後の栄養の過不足により2型糖尿病および合併症を発症するとともに、食事により改善可能であることを示したものです。
 今後、本モデルが糖尿病合併症の医薬品や食品の探索に使用されることが期待されます。

本発表は以下から視聴できます

参考
望月教授 researchmap
望月教授 研究者総覧
望月教授 研究室HP

※A-STEP(研究成果最適展開支援プログラム)とは
大学等で生まれた科学技術に関する研究成果を、国民の経済上重要な技術として実用化することで、成果の社会還元を目指す技術移転支援プログラムのことです。
(詳細は、こちら