ワイン科学特別コース
1.コースの概要
平成24年度から「ワイン科学特別コース」へ
コースの来歴
「ワイン科学研究センター」ではこれまで前身の山梨大学工学部において、「ワイン科学特別教育プログラム」の学生に対し、学部1年生から修士課程終了までの6年間、ブドウやワインに関する高度な専門知識と技術力を持つスペシャリストの育成を目指した教育に努めてきました。「ワイン科学特別教育プログラム」は、生命環境学部・地域食物科学科「ワイン科学特別コース」に移行しました。
- 「ワイン科学特別コース」では引き続き、ブドウやワインに関する高度な専門知識と実践的な技術力を備え、ワイン製造に熱意を持った技術者・研究者の育成を目指しています。
- ワイン科学特別コースの学生は、地域食物科学科の講義を受講することにより、果樹・野菜の栽培から食品製造までの幅広い知識も習得可能です。
2.ワイン科学研究センター
日本をリードするワイン科学専門の研究・教育拠点
日本一のワイン産地「山梨」で、1947年から特色ある「ワイン科学の研究および教育」を追求し、日本をリードしています。
地域的~世界的な視点からワインを捉え、原料の醸造用ブドウからワイン製造までの一貫した研究・教育により、以下の目標を掲げています。
- ワイン科学を研究し、成長著しい「日本ワイン」をさらに世界レベルへ発展させる
- ワイン造りに情熱を抱き、ワイン業界をリードする高度専門知識・技術を持つ人材育成
▶ 【ワイン科学研究センター】のツアー動画です。
▶ 「山梨大学cocエリア放送局」でワイン科学研究センターが紹介されました(動画リンク)。
- ワイン科学研究センターHP(詳細は、こちら)。
- 山梨大学ワイン(詳細は、こちら)【ワイン科学研究センターの研究技術×地元ワイナリー4社で共同開発したワイン】
- (2015/07/17)「oneUguide」チャンネル様から紹介いただきました(動画リンク先は、こちら)。
- (2020/07/22)「東進TV」チャンネル様から紹介いただきました(動画リンク先は、こちら。3:42~)。
3.ワイン科学特別コース(学科の特色)
ワイン科学に関する最先端の知識と技術
ワイン科学特別コースでは、地域食物科学科の通常のカリキュラムに加え、その多くを必修の専門科目として1年次からブドウ・ワインに関する以下の授業を受講し学びます(下記の一覧表)。
- テイスティングなどが必要な科目は3年生からの受講となります。
- 太字科目は、ワイン科学特別コースのみ受講可能。それ以外は地域食物化学科の学生も受講可能です。
実践に即した応用力の養成
さらに、ブドウ栽培学実習・ワイン製造科学実習などの実習科目や、山梨県内のワイナリーでブドウ栽培やワイン製造の現場を体験するインターンシップ(選択科目)などを通じて、実践での応用力を養成します。
ブドウ・ワインに関する研究
4年生からは、「ワイン科学研究センター」でブドウ栽培からワイン製造・分析までの一貫した過程において、ブドウ・ワインに関する研究を行います。
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 |
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ワイン科学 | ワイン微生物学 | ブドウ栽培学実習 | 地域食物科学卒業論文 |
ワイン醸造学 | ワイン品質評価学 | ||
ワイン分析学 | ワイン製造科学実習 | ||
インターンシップⅠおよびⅡ |
【ぴっくあっぷレッスン】ワイン製造科学実習
(Vine第40号より)
井上先生ご担当の「ワイン製造科学実習」について、官能評価(テイスティング)やワイナリー工場見学など講義の様子を山梨大学広報誌Vine 第40号(令和4年3月号)で紹介いただきました。
※横森先生は退官されて現在は井上先生が担当しております。
山梨県産ワインとは? 「ワイン製造科学実習」とは?
詳細は下記のリンクよりご覧ください。
4. 就職先
ワイン科学研究センターでワインを学んだ学部卒業生・修士課程修了生は、ワイン産業・酒造業で広く活躍しています。
▶ 「山梨大学」チャンネルでワイン科学特別コース修士課程卒業生のインタビューが紹介されています(動画リンク)。
- またワイン生産を通じて食品生産を学ぶことが可能であるため、ワインコースの卒業生でも食品製造・販売業などで就職・活躍しています。
- その他公務員など、ワイン産業の他にも就職先は多岐にわたっています。
▶ 就職状況は、こちら